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世界トップレベルのデンマークの自転車インフラ。
100年前のデンマークはどうだったのでしょうか?
現在デンマーク国内で最も自転車通行量の多い、Dronning-Louises-Broの写真を見ながら比較してみましょう。
ここは1日に35000台の自転車が通行しています。
2024年のDronning-Louises-Broの通勤ラッシュの朝8時ごろの様子。
1910年に撮影された同じ場所。右上に見える建物の屋根が同じ形状です。
この時点でたくさんの自転車が既に通行していますが、自転車レーンというものは存在していません。
2024年の写真では物理的に段差がある専用レーンが整備されています。
100年前はトラムが走っていたレールが写っていますが、2024年はトラムは廃止されて車道となっています。
当時は自動車はまだ走っておらず、荷馬車が全盛の時代。自転車と馬が道路を利用していました。
1910年のコペンハーゲン市内の荷馬車の様子。道路が埋め尽くされていますね。
当時の自転車連盟の記録によると、馬から自動車に交通手段がシフトする時代に、自転車のインフラも少しづつ整備が進んでいったようです。